「大学?高専?就職?──どんな進路にも共通する“学びの土台”とは」
- 塾長 中牟田浩明 一信塾
- 5月1日
- 読了時間: 2分

「うちの子は大学進学じゃなくて、高専や専門職志向かもしれない」
「まだ夢はないけど、とりあえず勉強はさせておきたい」
「とにかく、視野を広げ、将来、自分で道を選べるように育ってほしい」
そう考えるご家庭も多いと思います。
子どもの未来は一人ひとり違って当然。
──でも、どんな道を選ぶとしても共通して必要な力があります。
それは、
「考える力」「学ぶ習慣」「自分の頭で選択する力」です。
🎯 なぜ“高校合格=安心”ではないのか?
たとえ偏差値60を超える高校に合格したとしても、
その先の進路(大学・高専・企業)では伸びる子は限られています。
その違いは、
自分で問いを持ち、調べ、考える力があるか
人の話を聞いて、自分の言葉で返す対話力があるか
学びを「与えられるもの」から「自分で広げるもの」と捉えているか
このような“根っこの力”です。
✅ 小学生の今だからできる“静かな準備”
毎日の生活で「なんで?」を歓迎し、面倒臭がらず一緒に考える
答えをすぐ教えず、自分で調べて言葉にする経験を増やすように仕向ける
教科書上の勉強以外に「自分で決めて取り組む時間」をつくるサポートをする
こうしたことが、小さく見えて将来の選択肢を大きく広げる土台になります。
私は28年間の教育現場で一人ひとりの成長度合いを鑑みながら、これらのことを実践し、
特に定例の保護者面談では
「親自身の考え方のブラッシュアップ」と「言葉掛けの重要性」を
説いてきました。
実際に、これらのことを意識して、少しでも実践してみると、
子どもの言動や行動に変化が見られるようになり、
必ず主体的な人間へと成長を遂げます。
👣 大学、高専、就職…進路は違っても「歩む力」は共通
将来、進学・就職・起業、どんな未来を選ぶとしても、
子どもたちは社会の中で「問われる存在」になります。
どう考えるか
どう動くか
どう言葉にして伝えるか
その力を育てることが、“正解のない時代”を生きる準備であり、
大人の役目ではないでしょうか。
私が常に意識していることですが、
「子は親や大人の背中を見て育つ」
ということです。
進路は人それぞれ。でも、“育てるべき力”は同じです。 偏差値でも、進学実績でもない、 一人ひとりが自分の人生を選び取れる“芯の強さ”を、 今の学びから育てましょう。
Σχόλια